母と2人で神戸へプチ旅行をしてきました。

旅の目的は、二女が乗っている「日本丸」が出港の際にする練習帆船最高の儀礼である「登檣礼(とうしょうれい)」を見るためです。

ちょうど神戸ではルミナリエも始まったところだったので、娘を誘って三人でルミナリエ会場に行く事もできました。

母はなんと6回目だとのことでしたが、私も娘も初めてだったので、阪神大震災からの復興に今回の東日本大震災を重ね合わせる気持ちが沸き起こり、とても感慨深く見させてもらいました。


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母は娘の制服姿を見たがっていたので、船の前で記念写真を撮ってご満悦でした。

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旅の目的の「登檣礼(とうしょうれい)」とは、「帆船の出航時に船員が帆桁(ヤード)などに配置し、見送りに来た来客に対する謝礼を意味する儀式」とのことですが、帆船で航海訓練をしている期間合計4回しか行われないとのことで、今回でもう3回目だったので、思い切って母と2人で見にいくことにしたのでした。

前の晩に娘がマストのどの辺に立つのかを説明してもらいましたが、女子は一番低いマストに乗ると聞いていたのに、それでも十分な高さがあることに驚きました。

一番上のマストを見上げると、それは信じられないくらいの高さです。娘も航海訓練の最初のほうに、一番高いマストのうえまで昇り、そこにタッチしてくるという訓練をクリアしたとのことでした。全くもって、想像外の世界です。高所恐怖症の長女だったらどうなっていただろうと、リフトに乗っただけで叫び続けていた彼女のことを思い出し、想像して笑ってしまいました。


船が停泊している場所から一番近いホテルに泊まって、万全のスタンバイをしていた私達は、翌朝日本丸が停泊しているメリケンパーク横に向かいました。


いよいよ登檣礼が始まりました。


勇ましい掛け声とともに、訓練生たちが網を昇っていきます。

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それぞれのマストにたどりついたら、自分の配置までロープに足をかけて移動してゆきます。

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(動画から撮ったので見にくいですね・・)

動画には、心配と感動でずっと娘を励ましている母の声がリアルに録音されていました。

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娘は下の段の左から二人目です。(娘の両脇も女の子です)


船の先端に立っている訓練生が、大きな声で「ご~きげんよう~!」と叫ぶと、全員で唱和し帽子を振り上げます。

それは三度繰り返され、船はその声に合わせるようにどんどん岸から離れてゆきます。

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その勇ましい姿に、涙がこぼれるのを止められませんでした。

とても感動する姿だとは噂に聞いていたのですが、厳しい訓練に耐え、立派に挨拶しながら出航していく娘や仲間達の姿は、本当に心に深く染み入るものでした。


今回はまだ日本近海を廻っている航海でしたが、次回1月の出航の時には約1ヶ月かけてハワイまで行く航路です。母も私も、この感動をもう一度味わいたいと思いました。できるなら夫と共に見にいけたらなと強く思いました。


練習船の出港が、わたしにとって娘の旅立ちのようにも思えました。

会うたびにたくましく成長していく娘が、本当に親元を巣立つ日が来るのもあと少しです。

自分には「空の巣症候群」は無縁のものと思っていましたが、そうでもなさそうな気配を感じて、私も娘に負けずにしっかりと自分の人生を生きなければいけないなと、心から思いました。


一つ前の名古屋港での、娘たちの登檣礼の様子がYou Tubeにアップされていました。私は見に行けなかったので感謝です。