リトリートとは、「仕事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係に浸る場所などを指す。」と言われている言葉です。私が開催する二度目のカウアイリトリートから、一昨日戻ってきました。

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普通の海外旅行とは全く異なるこの旅は、実施する4ヶ月も前から取り組みがスタートしたのでした。

まず参加するかどうかは、それぞれの人のハートの声に従っていなくてはなりません。 行けるかどうかという事や、興味のあるなしではなく、ハートの深いところで「行きたい!」という声がした人だけが参加する旅だということをお伝えしてきました。

しかし、「行きたい!」というハートの声を聴いた人の中でも、現実面で行けるかどうかを考える時その決意は鈍ります。なので実際に出発する12月まで、参加希望の人達と何度もミーティングを開いてきました。

金銭面でのこと、仕事の休みがとれるかどうか、家族からの反対、子供の世話や行事・・、行けない理由はいくらでも出てきます。しかしそれらすべては、自分への許可が下りるか下りないか、ただそれによるのです。

ハートが「行きたい!」と叫んだ人たちのほぼ全員が、それらの困難(=抵抗)と向き合いました。申し込みをした時点から、リトリートの旅はすでに始まっているのです。そしてそれらの抵抗と向き合い、本当の自分が望む人生を手にする第一歩として、決して自分にも周りにも嘘をついては実行することのできない「海外リトリート」という手段を、私は皆さんに提供したのでした。

今回のカウアイリトリートは、私の主催するコースの卒業生を対象に募集をしました。実質的には、アドバンスコースの意味合いがありました。なので事前ミーティングは、毎回のコースでのシェアと同じで、深く濃いものとなりました。それぞれが、どんどん自分の葛藤をあぶり出し、それをリリースしていくプロセスでした。

12月5日の出発の直前まで、さまざまな出来事がありました。泣いたり笑ったり、参加メンバーの絆もどんどん深まっていきました。小松空港を出発するときには、ようやく最終章にたどり着いた安堵感で、皆あふれんばかりの笑顔でした。

乗継の成田空港では、カウアイリトリートへの意図をしっかりと定めるために、最後のミーティングを行いました。4カ月の道のりを思い、ここまで来たことへの自分への感動で、涙を流す人も何人もいました。まだカウアイに降り立ってもいないのに、皆が感無量でした(笑)

こうして、私達のカウアイリトリートはスタートしたのでした。

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・・②へ続く