セドナ2日目 20161101_6025
(写真は、セドナでのある日の夕食です♪) アスペルガーの症状改善として効果的だと吉濱ツトム氏が提唱していたローカーボを、最初は結構しっかりと、そして後は割とゆるめに試して二ヶ月ほど経ちました。自分の身体での実験をしての感想をお伝えしようと思います。

まず、吉濱氏が言うとおり、隠れアスペルガーの要素がある人(私を含む)にとっては、甘いものへの依存は、ある意味精神安定剤なのだということは、実験の結果わかりました。というか、ローカーボをしようと思ってから、意識して食物の炭水化物(or糖質)に敏感になってみて、自分がものすごく糖質過多の生活をしていたことがわかりました。なぜなら、開始二週間くらいは、甘い物への禁断症状がものすごくあったからです。

二週間くらいしたら、それは緩まりました。そして、甘い物の代わりにナッツ類やチーズを多くとるようになり、それがものすごく美味しく感じる時期を過ごしました。そして元々肉類や卵などもあまり摂らない方でしたが、意識的に量を増やしてみました。その結果、身体にプラスに現れたのは、ペラペラだった爪が硬くなってきたということでした。(これは嬉しい結果でした。)

で、今はナッツへの異常な執着も収まり、肉を食べる量も以前とあまり変わらないくらいの方が心地よいことを発見しました。また乳製品は私にはあまり身体に合わない(というか、美味しく感じない)とか、朝食はやはり果物(今はヨーグルトと混ぜています)が身体が喜ぶことなどがわかり、依存でない限り時々は甘いものも食べるのも幸せ・・とわかった場所に到達しました。

そうしたところに、この記事にリンクしたブログと出会いました。著者の藤原悠馬氏は、元々マクロビの指導をしていてお弁当のお店までやったのに、体調不良から逃れられず、肉食に戻したところ劇的に元気になったという経歴をお持ちで、マクロビをやめてからしばらくは糖質制限を勧めていたりした方です。しかし、色々な変遷を経て、ここにピックアップしたような文章を書くまでに変化されました。Yuma Fujiwara ブログ 「体調が改善しない方へ」

藤原氏の書いていることが、今の私の気持ち、ローカーボにしばらくトライしてみての感想に一番近いと思いシェアさせてもらいました。

これまでの私は、どちらかというと、菜食がベストだと思うのだけれど、完全にそうするには身体が拒否するから、ほどほどのお肉は食べている・・という感じでした。もしくは、本当は高い波動で生きるためには、できるだけ食べ物は食べない方が良い、というくらいでもありました。(でも、そうできない自分を責めている部分もありました。)しかし、ローカーボにトライし、これまであまり摂らなかったタンパク質と脂質を積極的に摂ってみて、反対に大好きな根菜や穀類を控えてみて、ある意味色んなタガが外れたような気がしています。 人は、身体の声を本当に聞くことはなかなかできなくて、どこかで仕入れた知識にコントロールされ、それが正しいと思った上での身体の声というものを聴いているのだ・・と感じます。もちろん、自分自身も含めてです。これは、生きる上で私達が他の分野においても陥っている現象であり、刷り込まれた観念によって自分が動いていることに気付かず、自分が主体的にそれを正しいと感じて選び取っている・・ということと同じなのだと感じたのでした。 あらゆることに正解と言うものはないのだということ、何が正しくて何が間違っているのかということは、すべてにおいてないのだということを、改めて感じさせられる機会となりました。食べ物においても何かに依存することを離れ、良い悪いを決めつけることもやめ、本当に体の声を聞いて食することができるようになりたいなと思いました。 個人的には、自分の感情の不安定さと甘い物の摂取との因果関係が証明されたということと、私の身体はタンパク質と脂質が足りていなかったということ、そして私は特に食べ物においては観念に左右されやすいとわかったことが収穫でした。また、集中が必要で眠気に襲われたくない時は、意識的に炭水化物、糖質を避けると眠くならないことも実験結果としてわかりました(笑) 結果として、私の考えは藤原氏のブログの文章とかなり近い感覚を得るところにきました。基本的には、身体の声を聞いて食べるという生き方をしたいと思いますが、人間としてのお付き合いや食べる喜びも大切にしたいし、時にはジャンクなものを食べる自由も自分に許可したいと思うのです。ただし、感情が不安定なゆえに何か特定のものを食べることに依存するということは避けられるように、そういうときは根本的な問題と向き合いたいと思いました。 何か特定の食べ方にこだわりのある方は、何が正しくて何が正しくないかを議論するのではなく、そこに自分が縛られている観念があるかないかをチェックし、心地よさや元気でいられるか、そしてこの世界に生きていることを満喫しているかどうかを目安に、改めて食について考えてみることも発見があるかもしれないと思うのです。

(※1. 発達障害によって生きることが辛い方には、吉濱ツトム氏が提唱するローカーボは効果があるのではと私は感じていますので、試す価値はあるように思います。)
(※2.ローカーボは、短期間でダイエットするには適していると感じました。実際に私も、ほんの2週間ほどでたくさん食べているにも関わらず2kg以上体重が減り驚きました。ローカーボを緩めたら、あっさりとまた戻ってきていますが。笑)