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前日の天気予報を覆して見事に晴れ上がった4日目の朝、フリーデーの半日をクルージングに出掛けた三人は、素晴らしい海上の景色を楽しんでいました。

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午前中のクルージングでは、イルカやクジラに会える確率がとても高いそうです。海上にぴょんぴょん跳ね上がるスピナー・ドルフィンがたくさん船に寄ってきています。

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昨年もお世話になったブルードルフィンのクルー達は、いつも陽気で最高に親切です。

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時には、疲れて立ったまま眠っていたNちゃんに、爆笑モノの寸劇で周りを笑わせたりもします。

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海上に眩しく降り注ぐ光の中、それ以上に眩しい笑顔が弾けています。

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童心に帰り、自分が本当に楽しいと感じる瞬間を生きることに許可を下し、それを心から楽しむことは、リトリートの大切なもう一つの側面です。
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最初は、シュノーケリング付きのクルージングに興味を持ちながらも、「今回はやめておきます。」と参加することを躊躇していたRさんでした。しかし、「次回はいつなの?」と問いかけると、はっとしたように、今自分がやりたいと感じていることをやる許可を下そうと決心されたのでした。

そうして手にしたカウアイの洋上での最高の一日は、最高の笑顔を彼女にもたらしてくれました。

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果敢に初めてのシュノーケリングに望むRさんの生き生きとした姿が勇ましく映ります。

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毎日運転手として頑張ってくれていたNちゃんも、慣れないフィンを付けて思い切って海に飛び込みます。

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ハートの声に従って、自分を偽ることなくやりたいことをやってみる事・・。簡単なようですが、私達は普段日常生活において、「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」を優先しがちで、そのために肝心のハートの声が聴こえにくくなっていたりするのです。

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まるで女優のようにポージングして写ったり・・(笑) 何をしても自由だと自分に許可を下している時、人はなんと美しく輝くことでしょうか。

海に出掛けた一行の一日は、笑顔に溢れた最高のクルージング日和だったのでした。

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一方、フリーの日はコンドミニアムでゆっくり過ごしたいわ~と希望した残りのメンバーは、時間に縛られることなく各自自由に目を覚ますと、静かな朝の時間を楽しんだのでした。

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ベランダで光る海を眺めながら、優雅にモーニングコーヒーと朝食を楽しんでいます。

(この時、連日寝不足だった私は、まだベッドの中です。笑)

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ゆったりと朝の時間を過ごした後は、車が出払っていたので、歩いていける近くのヒキナアカラー・ヘイアウへと向かいました。

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ヘイアウとは、先史時代のハワイで神々や精霊に祈りを捧げるための場所だったものです。いずれも中心に据えられるのは「石(ポハク)」で、霊力(マナ)が宿るものとして大切にされていました。

ハワイの全島でヘイアウは約800か所はあったと言われています。ハワイアンの聖地であるヘイアウには、現在でも祈りを捧げる人の姿や、花や供物が供えられているのを見ることができます。

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ヒキナアカラーとは「ご来光」を意味するハワイ語で、ワイアレアレ山からワイルア川が海に流れこむ河口、カウアイ島の太陽が最初に昇る東海岸の海辺にあります。

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この周辺は、新しい自分に生まれ変わるエネルギーに満ちていると言われており、浄化の波動を受け取るには最適な場所と言えるでしょう。

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古代のハワイアンは、海に入り禊をしてからヘイアウに祈りを捧げたと以前カフナから聞いたので、私達はせめてもと、足を海水に付けて気持ちだけでも清めてから、ヘイアウに祈りを捧げました。

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その後、前夜遅くまで色々とシェアリングをしていたことについて、この浄化のエネルギーに満ちた海でそれらをリリースすべく、各自が自分自身と静かに向きあいをしました。

人気のない海に向かって、自分の中にあった過去の手放すべき感情を本気で解き放ち、静かにハートの奥深くの愛と感謝に満ちた美しい波動に繋がったのでした。

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そして、ゆっくり海辺で時間を過ごした後は、そこより少し北にあるココナッツ・マーケットプレイスというこじんまりとしたショッピング・モールへと向かいました。

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ラパーツ・アイスクリームというカウアイ発祥のとても美味しいアイスクリームのお店を目当てにここを目指したのですが、一年前には確かにあったのに、なんと既にお店は撤退してしまっていたのでした。残念!

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せっかくここまで歩いてきたので、気に入ったものを見つけてしばしお買い物です(笑)

実は、このモールを目指して歩いている間に、新たな奇跡のストーリーが始まったのでした。それについては次回詳しくお話ししますが、みっちゃんに二日続けて偶然出会ったように、もはや偶然という言葉は存在しないエネルギーの世界に私達は生きているのだなと、しみじみ思わされることになったのでした。

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ラパーツ・アイスを食べることができなかった無念をかみしめながら(笑)、私達はコンドミニアムに戻りました。

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今回のコンドミニアムには、海を見ながら泳げるプールがついていたのですが、ぜひともそのプールで泳ごうと日本で決めていた二人は、陽が落ちる前にひと泳ぎしていました。

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そして、クルージングから戻った人達の報告を聞きながら、ゆっくりベランダで暮れて行く時間を楽しみました。そろそろ日本の味が恋しくなった人は、持参のカップうどんを嬉しそうに食べています(笑)

こういうゆったりとした時間に、ふとした会話がきっかけで色んな感情が紐解かれて、静かにでもパワフルに皆の意識が開かれていくのが、グループワークでもある私の主催するリトリートの醍醐味です。

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この日は、このゆったりとした感覚のまま、残っていた食材でお料理好きなメンバーが簡単な夕食を作ってくれたので、そのままコンドミニアムで時間を過ごすことにしました。

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流れで何やらエネルギーワークまで始まり、互いが互いの癒しとなる体験に身を委ねて、それぞれの夜を過ごしたのでした。

後で振り返るとわかる完璧に必要な出来事を体験しながら、滞在はあと一日を残して、カウアイの夜は更けていったのでした。



カウアイリトリート2016 ⑥に続く・・・)