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今回、母達とのカウアイ旅行においては、「母の80歳をお祝いするため」の旅行であると夫には告げていました。(旅行費用は本人の母持ちですが・・笑)実際のところは、ちゃっかり者の長女がハワイに行きたくて、それにお祖母ちゃんの誕生日をうまく理由に使っておねだりした・・というような裏話があります(笑)

もちろん、仕事のある夫はそれに参加することはできません。夫も海外旅行が実はかなり好きで、私達の夫婦関係が改善するプロセスにおいては、これまで海外に夫を連れ出すということがとても役に立ってきました。

ですので、本当は自分だけ8日間も家に置いて行かれるのはとても寂しいはずなのです。(今回は同居の二女も一緒に行くため・・)口ではもちろんOKをくれましたが、出発の日が近づいてくると不機嫌になってきているのがわかりました。

この場合、夫にこちらの主張をしてもだめなことは経験上わかっています。理屈ではないのです。グレーゾーンアスペルガーの気質の夫には、私がどれほど彼を尊重し、のけ者にしているのではなく大切に思っているか、彼をどれだけ信頼しているかを伝える必要があるのです。

夫のことをよく知っていて、いつも的確なアドバイスをくれる友人にも相談しました。そして彼女のアドバイス通りに、「8日間は長すぎたね~。ごめんね。私もパパと離れるのが寂しいよ。」と私も離れるのが長すぎると感じていることを伝えました。そして、「パパのお蔭で、お母さんが一番喜ぶことをしてあげられるわ。ありがとね~!」と、夫がこのことに貢献してくれているという感謝を伝えました。

夫が疎外感を持たないように、そして彼が役に立っていることを言葉で感謝し、私も離れるのは淋しいことをちゃんと伝えたのです。そうすると、みるみるうちに彼の笑顔が戻ってきました。

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またカウアイに滞在中には、LINEのカメラを使って話をして、夫のアドバイスで選んだコンドミニアムがどれほど良いかのお礼を伝えました。(旅行の計画中にも、敢えて夫にも要所で参加してもらい、彼のアドバイスをもらうようにしていました。)夫は仕事がとてもハードで疲れ切っていましたが、普段ならそういう時は機嫌が悪いことが多いのに、私からの連絡がとても嬉しそうでした。

これらの夫とのコミュニケーションにおける私の小さな努力は、経験上得たものプラス、アスペルガーの特質について学んだことで、本当に効果的に働くのです。

長い年月に渡って苦しんできた、夫が大好きなのに大嫌いになるような多くの行き違いは、私自身が癒されていくことにプラスして、夫との付き合い方のノウハウを身に着けることで、今ではほとんどの事が短時間で解消されています。本当に楽に幸せになりました。

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では再び、「夫がアスペルガーと思った時に妻が読む本」より、カサンドラからの回復のヒントをシェアしていきます。

「カサンドラから抜け出すために」

それぞれのカップルに、それぞれのパターンや悩みがあることでしょうが、それでもまずこの苦しみから抜け出すための大前提として、以下のことを知る必要があるでしょう。

カサンドラの状態になるのは、誰が悪いわけでもありません。特性を持っている人が悪いわけでも、それを見抜けなかった人が悪いわけでもありません。もちろん、それらを理解できない人が悪いわけでもないのです。ただそこには、「特性が影響している」ということだけをまずニュートラルに理解することが必要です。そうでなければ夫と妻の双方が不幸になるからです。
(「夫がアスペルガーと思った時に妻が読む本」p.145より。)


とはいえ、妻がカサンドラ状態になるまでには、「極端に共感性を欠く夫の言動」があることが事実です。それによって妻は、被害感と深い悲しみを持ち、怒りも内在されていきます。

ですので、ASの特性の理解を優先すると、その妻の心の傷と怒りをないがしろにしがちになりますが、そうではないのです。私の母の場合もそうでしたが、妻たちの心を癒すために、「夫と一緒に生きていくこと」以外の選択肢を選ぶこともありなのです。

カサンドラ状態になる妻の多くは、情緒と思考のバランスがよく、一人一人が物事を深く捉えている人達だと言われています。能力もユーモアもあり、さらに自分に厳しい人達であるといえます。

その上、AS男性の妻になる人にはADHDの傾向を持つ女性が多いそうです。彼女たちは忘れ物や失敗が多く、常に自分が完全でないという感覚が強いため、明るい外的印象に比べて自尊感情が低いのです。(私も全くその通りです。)なので、結婚前に夫が見せてくれた純粋な自分に対する愛情や、支持してくれた気持ちが忘れられないのです。

そして更にカサンドラの女性達は、「誰が悪いわけでもない」ということをどこか潜在的にわかっているので、離婚に踏み出すことがなかなかできないようなのです。

「回復の第一歩は『自分が悪い』のではないと気付くこと」

さまざまな情報や知識を得る事で、これまでの夫婦間のトラブルや悩みの原因は自分にあったのではないと気付くことができます。カサンドラの心の回復の第一歩は、まず自分が悪いのではないと気付き、それを認めることから始まるのでしょう。

夫との行き違いの多くが、彼のアスペルガー的要因から来ていると知り、それゆえに自分がカサンドラの状態だということを知ることは、症状の改善に役立ちます。

真面目で自分に厳しい女性たちが、結婚によって自己肯定が起きたはずだったのに、いつの間にか自己イメージが著しく低下してしまっていた、自分を否定してしまっていたということだからです。

「自分は悪くない」と知ることが、傷つきボロボロになったカサンドラの女性の心を癒し始める一歩となるのです。

『カサンドラ症候群』を考える ⑨へ続く・・)



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