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数年前から、私は夫を年に一度は海外へと連れ出すようにしています。

それは年に数回は海外に出る私とのバランスを取るためもありますが、日本と言う集合意識の中で、更に組織と言う大きな枠組みの中で、普段は本来の自分自身の波動だけで生きているわけではない夫の、彼本来の無邪気さや自由さを取り戻す為のチューニングのようなものなのです。

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それはもちろん夫の為でもありますが、私自身の為でもあります。

夫婦としてのパートナーシップを心地よく保っていくためには、お互いがそれぞれに自分自身であり続けることが必要だからです。

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以前の私達夫婦は、それがうまくできてはいませんでした。

本来の自分に戻ろうと試行錯誤していた私と、自由であることは我儘であることと同義だという考えの夫との溝は、なかなか埋まることはありませんでした。

私自身が自分に与えることに罪悪感があったので、それを映し出す鏡として、長い間夫は私を縛る存在でもあったのです。

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それをどんどん紐解いていき、私が私であるために必要なことを自分に与える許可を下し、自分を大切に扱うことを全てにおいて優先させていった時、私達の間にあった溝は埋まり始めていったのでした。

それと同時に、夫自身にも自分を自由にする許可がどんどん下り始め、お堅い仕事をしている彼の職場では有名になるほど、毎年海外旅行に行く自由なおじさん(笑)に変わったのでした。

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以前夫は、日本にいる時と海外にいる時では、別人のようにキャラが変わりました。

日本にいる夫が皮をかぶって別の人になっていたという方が正しい言い方ですが、私のみならず子供達も、海外にいる夫の波動の方が心地よいとよく言っていました。

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多くのお父さん達と同じように、日本の社会で組織の一員として働く時には、これまでは自分をそのまま表現することは難しかったのでしょう。(「ゆとり世代」や「さとり世代」が大人になった今、それも徐々に崩れ始めているようですが・・。)

しかし一年に一度か二度、そうやって夫を海外に連れ出しているうちに、日本での夫もどんどん変化し始め、日本と海外での夫のキャラの違いがそれほど大きくはなくなって行き、今に至っているのでした。

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今回の夫婦バカンスは、夫婦のためのリトリートのようなものだったかもしれません。

日本人のいない環境で、何からも縛られず、お互いを見つめ話をする時間を山のように与えられ、ハートを全開にしてお互いと自然と触れ合う時間を過ごしたのでした。

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楽しい時間でした。お互いへの認識もまた変化しました。二人の未来の地図も少し書き換わりました。

ハワイの波動が、より私達を癒し、満たし、自分たちのコアに触れることをサポートしてくれました。

朝に夕に眺めた海の美しさと、打ち寄せ続ける波の音が、目を瞑るとまだリアルに蘇ります。

マウイの余韻の中に今しばらく浸っている私です。



マウイ島での夫婦バカンス③へ続く・・)