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今回の旅では、あらかじめ決めてあったのは宿泊するコンドミニアムとレンタカーのみで、後はマウイに行ってから感じるままに過ごそうと夫と話していました。

ガイドブックさえ持たず、車を借りたハーツでもらった冊子の内容と地図だけを元に、基本は私の感覚で、そして時折夫が直感でアイディアを出したり決定したりという形で、気ままな旅は始まりました。


直感の赴くままの旅の行き先を決めるのは、ちょっとしたところで目にする言葉だったり、ふと読んだものに書いてある情報でした。

色んな偶然や流れに従って動くようにしていると、ちょっと心に引っかかった言葉や地名が流れの中で浮き上がり、思ってもみなかった場所に行くことになったりするのでした。

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その一つに、行きのハワイアンエアの機内で読んでいた冊子に特集されていた「ワイルク」という地名がありました。

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ワイルクはかつてのハワイ首長の聖なる埋葬地であり、マウイのリゾート開発が進む前はマウイの中心地として栄えていた、現在でもマウイ郡の郡庁所在地でもある場所です。

一時はとても寂びれてしまったそうですが、昔の活気を取り戻すべく町おこしが行われているらしいのでした。

(↓確かに1960年代のポスターには、WAILUKU(ワイルク)が一番大きな文字で書かれています!)
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その一環として、毎月第1金曜日の夜に「ワイルク・ファーストフライデー・タウン・パーティー」と銘打って、町の中心部を歩行者天国として開放し、たくさんの屋台やパフォーマンスで賑わうとのことでした。

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なんとなく気になっていたワイルクという地名。気づくと、その第1金曜日にその近くを通ることになり、私達はローカルの人達に交ざって、田舎の楽しみという風情のタウンパーティーでマウイの夜を過ごすことになりました。


夕方6時に始まるとのことなので、それまで町をぶらつきました。
なんでもない普通の教会も、ヤシの木があるとなんとなくハワイアンで可愛いのです。

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少し長めのドライブの後だったのでお手洗いを探して町を歩いたのですが、観光地のようにふらっと入って気軽に使えるような場所がなかなかなくて、結局やっと見つけたマクドナルドに入りました。

アメリカサイズでは、スモールがいつもミディアムかラージに近かったりするので、飲み物食べ物、ほぼほぼ二人で一人分のオーダーです。

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そろそろ時間になったので中心部に戻ると、歩行者天国にしつらえられたステージでは、ハワイアンの生演奏が行われ、人々は道端に座り込んで音楽を楽しんでいました。

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バンドメンバーの中のもっさりした雰囲気のお兄さんが、予想以上に美しい声で歌うのに感動していたら(笑)、3歳くらいの小さい女の子が前に出てきて、音楽に合わせてフラを踊り始めたのでした。

それはとても子供とは思えない美しい手つきで、身体が音楽に反応してならないといった風情で思わず踊ってしまったようでした。

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こんなに小さな時からこうしてフラを踊るのだなと、ハワイの文化を目の当たりにして何とも言えない感動が湧き上がりました。

女の子が踊り終わると、聴衆は皆嬉しそうに拍手喝采で、ちょっと恥ずかしそうに女の子は親の元へと走って戻るさまが、また可愛くてなりませんでした。

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日が暮れて行くに従って人はどんどん増え続け、田舎町とは思えない賑わいの歩行者天国では、あちこちで屋台から買ったものを座り込んで食べていたり、買い物やステージを楽しんだり、人々の幸せそうな金曜の夜が繰り広げられていました。

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私達も屋台でガーリックシュリンプ・プレートを買って道端に座り込み(やっぱり一人分だけ。笑)、ローカル気分を味わいながら心地よい夜風に吹かれたのでした。

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世界のあちこちで繰り広げられている、平凡で幸せな人々の日常の中に紛れ込むことが、不思議と私達の非日常感を増し、夫婦二人でいることの純度を上げてくれるような体験になるのを感じたのでした。




マウイ島での夫婦バカンス④へ続く・・)