最近気づいたことがあります。
私は父の事も、母の事も、とても愛しています。そして彼らも私をとても愛してくれていることを知っています。
でも、もし彼らが親という存在でなかったら、私は彼らと触れ合う人生を過ごしているでしょうか?
もし彼らが友人という立場であったなら、私は彼らと友情をはぐくみ、ずっと付き合っているでしょうか?
答えは明白です。それはあり得ません。
彼らを親友だと思い、自分のすべてをさらけ出し、自分をわかってもらい、彼らを理解し、何かを共有したり、感動を一緒に分かち合ったり・・することは不可能だと知っているからです。
もちろん、世の中にはそれができる親子関係もあることでしょう。
親友と呼んでいいほど、心の内を分かち合える親子もいることでしょう。
しかし、私はそうではありません。
波長が合わない親にこちらが歩み寄り、絶対に手放そうとしない観念を握りしめている親からのジャッジメントをスルーし、その根底にある互いへの愛情と言うものだけで繋がることをよしとして、彼らからコントロールされること、こちらからすることを手放すことでしか、彼らと良好に付き合う事はできないと知っているからです。
親子関係は、夫婦の関係を持つことと、ある意味似た目的があるのかもしれません。
お互いが響きあうことでその共鳴を慈しみ喜びあう、とても美しい関係性と、
互いに違いを認めそれを受け入れることで、自分だけでは見る事のない世界を体験する、ある意味ハードな関係性。
これらの正反対の目的の、どちらかを選んでいるような気がします。
夫婦関係は、離婚という手段で、それを解消することは可能です。(もちろん、それで人生の課題が終わらないものもありますが・・)
しかし親子関係は、一方的に絶縁されたり、家を飛び出したりでない限りは、簡単には切ることはできません。
それゆえ、それだけ根が深いものになることが多いのだと思うのです。
子供として生まれて半世紀以上が過ぎ、親との関わり方も随分と変遷を経てきました。
親子関係の課題は、どちらか片方がクリアしたとしても、それが双方でない限りは完全には終わりません。
しかし、為すべきは自分の側でしかなく、自分のハートのざわつきがなくなることさえできれば、今世で必要な学びは終わるのだと私は思っています。
親でなければ決して付き合う事のない人達と、それなりに良好な関係性を持てていることは幸せなことだと思います。
私の場合は、「親のために生きること」を手放した時からそれは始まりました。
まだまだ完璧とまでは行ってはいませんが、それでも昔に比べると本当に楽に生きている自分を感じています。
「長男(長女)が家を継がなくてはならない」、「嫁は〇〇だ」、「親を大切にしろ」・・・などなど、いつの時代のお約束事ですか?というようなことに、まだまだ縛られて生きている人達が、特に北陸、いえ地方には多いような気がしています。
決まり事も、形もないのです。「ねばならない」ことなど、この世には何一つないのです。
少なくとも私は、「いい子」「いい娘」であることをやめると決めました。
両親への愛情があることと、いい子であることは全く別だからです。
そして「いい子」というのは、いつの時代でも、親からの視点でしかないのです。
それでも時折、あまり親を構わない自分に気付く時、小さな罪悪感に胸が痛むこともまだあります。
それを感じる度に、罪悪感をリリースし、その考えがどこから来ているかを見つけ、常にハートの声に従って行動するというところに戻ることにしています。
今回、齊藤つうり氏に石川でワークショップを開催して頂くことが決まった時に、何にフォーカスしたいかを話し合いました。
私の中から浮かんできたのは、「北陸の人達がもっと自由になること」が叶うWSでした。
私の周りには、家族思いの優しい人達がたくさんいます。
でも、いつも親や子供や伴侶を優先して自分を後回しにしている心優しい人が、苦しい思いをしているのも見せられるのです。
家族を大切に思うばかりに、自分を犠牲にして、本当の自分を生きていない人達。
我儘と、自分を大切にすること、の違いを知らない人が多いのです。
つうりさんが選んでくれた題材は「家族関係をめっちゃ軽くする!」というものでした。
そうです!家族関係が軽くなることで、私達はもっと自由になり、幸せになれるのです。
親子関係のみならず、夫婦関係、嫁姑関係・・・家族の問題は多岐にわたり、どれもが深刻です。
その深刻な問題を紐解き、そこから解放される時、私達は新しい人生の扉を開いて、より自分が光り輝く世界へと歩み出すことができるのだと思います。
つうりさんのWSでは・・・
・熟年離婚を考えていた夫婦をラブラブに変えた、たった一言
・なぜ頑固姑は涙を流ながら、嫁に非礼をわびたのか?
・がまんすればがまんするほど、家族関係は大変になる
・自分がかわいそうという想いが、パワハラ夫、マザコン息子/引きこもりを作り出す
・学校にいけなくなった娘の裏に、母の「認められたい」が潜む
・脳科学による人間関係の超ストレス軽減
・キレる!をやめる方法
・沈みこんじゃう自分を一瞬で変えるコツ
・ゲシュタルトセラピ-による視点の解放ワ-ク
などなど、興味深い話題がたくさんです。
昨年のWSも、本当に素晴らしいものでした。
感動醒めやらぬうちにと書いたブログ記事は以下です。
↓
齊藤つうりさんのWSに参加してきました♪
初めてつうりさんに石川に来て頂いたのが2012年の1月。
もう5年半も前のことですね。懐かしいです。
(↓つうりさんも私も、ちょっと、いや結構若い!笑)
今年のワークショップもパワフルなものになるのは間違いありません!
ぜひ一人でも多くの皆さんと一緒に、より軽やかにパワフルになるための一日を過ごせたらと願っています。
詳しくはこちらをどうぞ♪
↓
2017年 齊藤 つうり 石川ワークショップ
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