夏が戻ったかと思うような日差しの強い日に、秋の薔薇を見に出掛けました。

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春には予定が合わなくて、一緒にバラ園に行く約束が果たせなかった友人と、しばし薔薇の香りの風の中で憩ってきました。

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棘が嫌いなので、触れるのはあまり好きではない薔薇ですが、どちらかというと香りフェチの私は、こうして花壇に咲いている薔薇に顔を近づけてクンクンするのは最高です♪

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春に比べると花の量はかなり少ないそうですが、それでも美しく咲く薔薇の一つ一つと挨拶するように、香りを嗅いで幸せな時間を過ごしていました。

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薔薇は名前が秀逸なものが多くて、名前の立札を見ているのも楽しいのです。

今回私の心をヒットしたのは「ダブル デライト(Double Delight)」

デライト(delight)とは「歓喜・楽しみ」という意味で、それがダブルというのが、なんともハッピーな感じでうきうきしたのでした。

そして、そういう明るいネーミングが嬉しい自分も、なんだか幸せだな~という感じだったのです。

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もう一つ見つけたダブルがこれ↑ 薔薇の葉につかまって、仲良し(?)のセミと一緒に羽化するなんて、おしゃれなセミではないですか~!笑

なんだか楽しくなってバラ園を散策していたのに、次に目に飛び込んできたのがこれでした。↓

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あちこちの薔薇の茎に、何かを書いた白い札が巻かれているのです。

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↑側に寄って見てみると、それらは「盗難枝」という札でした。

よくバラ園を訪れる友人に尋ねると、どうやら夜間に薔薇を切って持っていってしまう人が後を絶たないそうなのです。

こういう風に枝を切ってしまうと、花が減るだけではなく、その後の薔薇の木がうまく育たなくなることもあるそうで、確かに深刻な事が起こっているのでしょう。

しかし実は、この「盗難枝」という怒りのエネルギーがこもった(?)札のせいで、美しい薔薇の姿と香りに癒されていた私の心が、一瞬でざわっと心地悪いものになってしまったのでした。

友人は薔薇を盗んでいった人に「ひどいよね~」と言ったのですが、私はどちらかというと、この「盗難枝」と札を付けた人の方に「やめてくれ~」と感じたのでした。

「どうして美しいものに、こんな怒りの乗った札を付けるのかな?犯罪の証拠のようなものを突きつけるのではなくて、『取らないで下さい』の案内ではだめなのかな?」と思わず呟くと、その案内板はすでに設置されているとのことでした。

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↑確かにありました。とても立派な看板が・・。

それではだめだったのですね。世の中には色々な人がいますからね。

それでも私は、やっぱり「盗難枝」と札を付けるのはやめてほしかったな~と思ったのでした。

なぜなら、薔薇の枝が切られていたことよりも、その罪を糾弾するエネルギーが乗った「盗難枝」の札の方が、私を心地悪く悲しくさせるものだったからでした。

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美しい薔薇たちは人間の思惑などよそに、「そんなの関係ないわ~」とばかりに、美しい姿を風に揺らせていました。

ベンチに腰かけて、風に乗ってくるうっとりとする薔薇の香りに包まれ青空を見上げていたら、ふと夫が言っていたことを思い出しました。

少し前に北朝鮮からのミサイルが日本の上空を通過した時に、「国の上をミサイルが通過したのに、戦争が始まらないのは日本だけだよな~」と。

そのことを、「危機管理意識が低い」と嘆く人達も確かにいますが、私はそうではないように思うのです。

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以前聞いた事があるのですが、戦場を横切るお坊さんたちの列には、まるでそこだけが次元が違うように、彼らには一つも機関銃の弾が当たらないのだという話がありました。

日本人が、上空をミサイルが通過しても一向に国中が戦争モードにならないのは、実は私達の集合意識がそのお坊さんたちのようになりつつあるのではと、ふと思ったのでした。

それが、白と黒に分離している二極性の世界を超えていくということであり、そうなった場所には、ミサイルを撃ち込もうとしても、それはうまくいかないという現実になるのではないかと思ったのでした。

そういう話を友人にしているうちに、私が「盗難枝」の札に違和感を持ったのは、「盗んだこと」への強い怒りを他の人達とも共有しようとした人の分離感が心地悪かったのだなとわかりました。

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↑薔薇ではなく芍薬ですが(笑)、つい先日一目ぼれして購入したマイカップです♡

美しいお花は、いつでも心の癒しになりますね♪

花泥棒の人達も、その花を愛でて少しでも幸せな時間を過ごしてくれたのならいいなと思います。

そして薔薇を切っていった人達に、「次はしないでね」と優しくウインクするような人達ばかりになれば、ミサイルは永遠に日本には落ちてこないように思うのは私だけでしょうか。





二極に分離している世界に住むのはもうそろそろ終わりのようです。「家族関係のことで悩みはないわ~」と思っている方も、「スピリチュアルなんて関係ないわ~」と信じている方も、『幸せに毎日を生きる』ことに心が動くならば、ぜひWSにいらして下さい♪ あなたの世界はあなたが創っていることに気づき、自分の望む世界を生きていくためのパワフルな後押しをさせて頂きます。
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