
今回のハワイ島リトリートは、とことん親から刷り込まれた「自分でないもの」を手放す作業が、参加者の方達の向き合いの要だったと言えると思います。
そういうヘビーな作業を、なぜ南のトロピカルな美しい島でやるのか?
それは、ハワイは今なおレムリアのエネルギーに満ち満ちており、それゆえに細胞の奥深くに刷り込まれたレムリアの時代の記憶が蘇り、「自分自身を生きる」ことしかできなくなるからです。

親、ほとんどの場合は「毒親」である人達に育てられた私達は、物心ついたころから自分を生きることを手放してしまっています。
「これが自分だ!」と信じて生きてきたものが、実は親からの刷り込みによる「こうでなければならない自分」だったのだと気付くことは、これまでの自分を否定することに他ならないので、そこから離れるのは至難の業なのです。
なので、そのことに気付くための強力な後押しとして、「自分を思い出す」エネルギーに触れることが必要となります。

ハワイの空気感、心地よい風、美しい光に満ちた風景・・、それらはレムリアの時代に私達がそうであった「ハートに従って生きる自分」を否が応でも思い出させてくれるのです。
日本にいる時には、決して外すことのできなかった「これが自分だという思い込み」も、一人一人がハワイのエネルギーに感応して開いて行く中に共に居ることで、外から内からと崩されて行ったのでした。

今回の参加者の皆さんに共通していたのは、一見ちゃんとした良い人に見える親たちが、実はとても巧妙な毒親だったということだったと思います。
多くの人が、親からのコントロールで自分自身を生きてこなかったということに、気づくことそのものに抵抗があったのです。
「エンパス」という共感能力の高い人達は、親の悲しみ苦しみを、自分のことのように受け取ります。
子供にとっての神様に等しい親の悲しみを、自分がなんとかできるならと、私達は自分らしく生きる人生を無意識レベルで放棄して、親が望む自分を生きることをよしとしてきたのです。

一人一人と解放は進んで行きました。
子供の頃に封印していた記憶を呼び覚ました人も現れました。
自分が親にされて悲しかった事を、同じように我が子にしていることに気付くことは、耐えられるのかと思うような苦しみでした。
その恐怖を乗り越え、仲間を信頼し、自分自身を信頼した人達は、魂の叫びを放つことを自分に許可し、自分を癒すことを受け入れ実行したのでした。

本当に本当に美しい光景でした。
マウナケアの山頂でみた神の世界のようなサンセットが、それを象徴していました。

毒親の問題は、そのまた親からの連鎖であり、誰に責任があるかということではありません。
しかし、現実に私達は毒親からの操作によって自分自身を見失い、天国に住むことを放棄していることは事実なのです。
この世界は、天国のゲームセンターです。
私達は、スピリット存在であるということをわざと忘れて、でもゲームを楽しんでいる完全な存在なのです。

ゲームセンターで遊んでいることを自覚して、自分の意識が主導してゲームをする時が来ています。
逃れられない苦しみも悲しみも、実はどこにも存在していないのです。
それを楽しむ自分がいること・・それに気づいた瞬間に、すべては消えてしまうのです。

ハワイ島は神々が今に住む、レムリアの時代と同じエネルギーに満ちた場所でした。
火の女神ペレは、怒りを爆発させているのではありません。
ハワイ島は、地球の変容に伴って、これまでの形が変わることを最もアクティブに進めている場所でしかありません。
「怒り」と呼ばれるものは、放出して構わないのです。それがシフトを促すのです。

地球に住まわせてもらっているちっぽけな存在である人間は、時として大地の変化に生活を翻弄されますが、すべてを調和のエネルギーで受け入れ、より地球と一つとなる方向へと進んでいくことで、私達は新たな世界に生きはじめることができるのでしょう。
ザ・グループは、ハワイ諸島に新しい島が生まれるという情報をもたらしてくれています。
今回のキラウエアの爆発がそれにダイレクトに繋がることなのかどうかはわかりませんが、ハワイ島の地に住む人々の安全と健やかな暮らしが一日も早く戻ることを祈りつつ、地球の大きな動きに調和する私達でいたいと願うばかりです。

自分の中から湧き上がってくる声に耳を澄ませて下さい。
もうこれまでの自分でいることはできない時が来ています。
怖れを手放し、声に従って進むことを自分に許可して、魂の仲間達と繋がって行って下さい。
時は、今なのです。