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今朝、仕事に行く二女を車で駅まで送った時、こうして彼女の送迎をするのも今日が最後だということに気付きました。

一度家を離れたのですが、また戻ってきて同居していた彼女も、今週末で家を出ます。

子供達三人と共に生きてきた三十年間がようやく終わりを告げ、夫婦二人だけの生活が間もなく始まるのです。

気がつけば、いつの間にか自分はお祖母ちゃんにもなり、時折嵐のようにやってくる孫との時間を除けば、あれほど恋い焦がれた静かな暮らしはもう目の前です。


まだ子育て真っ最中の年下の友人達の忙しそうな毎日や、時折聞こえてくる彼女達の「一人になりたいボヤキ(笑)」を聞くと、過ぎ去った日々が本当に懐かしくなります。

人間というのは、勝手なものです。

誰かに必要とされるという、人間としての最高の喜びである親業真っ最中の時には、そこから離れたくて仕方ありませんでした。

自分のためだけに使う時間と空間があまりに少なくて、時々爆発しそうになるのを堪えるのに必死でした。

子供と時間を過ごすのが大好きな友人と自分を比較して、心からの喜びで親業をしていない自分を責めたこともありました。

子育てに向いているかどうかと言えば、間違いなく向いてはいなかった自分だと今ならわかりますが、子供そのもののキラキラとした生命力や個性が大好きなのは本当だったので、ついついキャパ越えをして三人の子供の親になってしまった私でした。


孫を持つ身になってみて、子育てがしんどかったのは、自分自身をちゃんと生きていなかったからだと気付きました。

自分が自分を認めていたなら、自分が自分を心から大切にして愛していたなら、きっともう少し子育てを楽しめる自分がいただろうなと思うのです。

キャパ越えをせずに、お祖母ちゃんのような視点で、もう一度子育てをやり直せるなら、きっとうちの子供達はもっともっと幸せだっただろうな~と申し訳なく思います。

でも、私のような不完全な親に育てられることで、彼らが得たこともきっとあったと、思いたい自分もいますが、言い訳かもしれません(笑)

しかし、うまくできなかった子育てを含め、すべてが完全でない自分を認めるためのプロセスとして、我が子と共に生きた三十年間を愛おしく思う自分がいます。


私は「愛を知りたくて地球に来た」のだと、メッセージをもらったことがあります。

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きっと、その通りなのだろうと思います。

血の繋がった我が子だけではなく、血が繋がっていないのに家族になった夫、全くの他人なのに愛おしくてならない友人達・・さまざまな関わりを通して、私はこの地球上で今もって愛を体験中です。

二女が家を離れるという、家族としては小さからぬイベントを経て、私の「生きる」感覚はまた変化していくことでしょう。

夫にとっては、息子のためのあと一年を切った仕送り生活が終わった時、きっと今の私と同じような感覚が訪れてくるのでしょう。


私の「愛を知るための地球」は、今もってぐるぐると自転を続けています。

私にとっての愛は、その存在の魂の光を見ることです。

姿を変え、形を変え、さまざまなプロセスを経て、私の地球上での旅は続くのだなという体感が訪れています。

未熟な私と、リアルで関わってくれている人達に、心から感謝しています。

いつもありがとう。これまでもありがとう。

これからもどうか、一緒に愛を体験していく旅の途上で、共に時間を過ごして下さい。


そして、長い間共に過ごしてくれて、たくさんの喜びと楽しみを体験させてくれた私の子供達に、心からの感謝を捧げます。

私と夫の元にやってきてくれて、本当にどうもありがとう。楽しくて最高に幸せな時間だったよ!



まだ手元に子供達がいる皆さん、一緒に過ごせる時間は期間限定です(笑)

素晴らしい愛の時を精一杯慈しんで生きて下さいね!




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