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一昨日、二人目の孫が生まれました。

まるでその存在そのものが、あちらの世界との架け橋のようなその美しい波長に、私は完全にノックアウトされました。

そして、自分自身が三人産んだのも、この波長が忘れられなかったからだったな~と思い出しました。

それは、睡眠不足との戦い付きの、ほぼ一年限定の「美しい時間」でしたが・・笑

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そして今回は、自分自身が母親だった時には、なかなかうまく対処できなかった事をおさらいするような体験を重ねています。

なぜなら、県外に住んでいる娘が、来月で3歳になる孫娘と共に我が家に里帰りしているからです。


もうすぐ3歳の孫娘は、お話会などでも話題に取り上げてきた「HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)」の子供です。

HSC(ハイリ―・センシティブ・チャイルド)」と呼ばれる特徴を持つ孫娘は、とても感覚が鋭敏で、物事を深く感じやすい子供なので、弟が生まれるという人生初の一大事は、彼女にとっては大きな試練でした。

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この本が出版されていることは以前から知っていましたが、今回HSPの孫娘と一緒に暮らし始めて、それも下の子が生まれるという一大事で情緒不安定になっている彼女に最善の対処をするために、「読まなくては!!」と強く感じて購入したのでした。

読んでみて本当に良かったです。孫娘は、下記のチェックリストは、ほぼすべてが当てはまっていました。

普段は本を読まないうちの娘も、孫娘のチェックテストをやってみたら、あまりにもその通りで驚いた為、自分から入院の病室に本を持って行きました(笑)

《HSCかどうかを知るための、23のチェックリスト》

~エレイン・N・アーロン著より引用~

1.すぐにびっくりする
2.服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
3.驚かされるのが苦手である
4.しつけは、強い罰よりも、優しい注意のほうが効果がある
5.親の心を読む
6.年齢の割に難しい言葉を使う
7.いつもと違う臭いに気づく
8.ユーモアのセンスがある
9.直感力に優れている
10.興奮したあとはなかなか寝つけない
11.大きな変化にうまく適応できない
12.たくさんのことを質問する
13.服がぬれたり、砂がついたりすると着替えたがる
14.完璧主義である
15.誰かがつらい思いをしていることに気づく
16.静かに遊ぶのを好む
17.考えさせられる深い質問をする
18.痛みに敏感である
19.うるさい場所を嫌がる
20.細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
21.石橋をたたいて渡る
22.人前で発表するときには、知っている人だけのほうがうまくいく
23.物事を深く考える

【得点評価】
13個以上に「はい」なら、HSCの可能性大。そして、注意事項があります。心理テストよりも、子どもを観察する親の感覚のほうが正解なので、たとえ、「はい」が1つか2つでも、その度合いが極端に強ければ、HSCの可能性があるそうです。

私は、自分はHSPの中でもHSS(Highly Sensation Seeking 刺激を求める人)と呼ばれる外向型のタイプではないかと考えています。

色々と調べていて感じたのは、発達障害の中で「グレーゾーン」と呼ばれる人達は、実はこのHSPという分類なのではと思うのです。

私自身は、カテゴライズや分類は、人間が勝手に作っているものでしかないと思っているのすが、それが役に立つならその分類で知識を使えばよいと思う訳です。

異論はあるかと思いますが、私の感じるところでは、グレーゾーンの中でもアスペルガーの不注意優勢型に近いのはHSP、グレーゾーンだけれどもADHDに近いのがHSSなのでは?と思います。

グレーゾーンの人達は、俗にいう発達障害のKY(空気を読めない)人ではなく、人の事がよくわかるKY(空気を読める)タイプだと思うからです。


私は、親によると、幼稚園時代には先生から「陰気な子」(暗いという言葉がまだなかったので・・笑)と呼ばれたらしいですが、小学校に入ってからは、母の望みを感じ取って、自分を奮い立たせて訓練していき、その成果で人前に立つことができるようになりました。

しかし今でも実は、知らない人に道を聞いたり挨拶をしたりするのはかなり苦手です。

でも、必要に応じてフレンドリーに人に話しかけることができるようになったので、誰からも「人見知り」だとは思ってもらえません(笑)

人と話をするのは大好きなのですが、それに反して、一日の内に静かに一人になる時間がないと、ストレスが高じてしんどいです。

なので、一日中家事と子守りに忙殺されている今は、夜中にやっと一人になって、こうしてブログを書いています(笑)

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(↑クリックしてください♬ HSCの子供へのアドバイス記事がたくさんあります)

今、私の元に孫娘が人生の一大事(笑)の時にやってきているのは、偶然ではないような気がしています。

そしてそれは同時に、少なからずHSPの気質を持った我が子達を育てていた時に、うまくできなかった過去の自分を癒す時間にもなっているように感じます。

同時に、HSCの孫娘と向き合っていると、子供だった過去の自分自身も、こうして理解されて抱きしめられたかったのだなとわかります。

私は、過去の自分を、そして過去の我が子達を抱きしめる気持ちで、弟の誕生で自分の気持ちのコントロールが取れなくて苦しんでいる孫娘を抱きしめるのです。

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実は感受性が鋭く、人の気持ちがわかるとても美しい資質に満ち溢れているHSCの子供達が、「育てにくい子」であることばかりがクローズアップされているのは残念なことです。

そして、HSCの子供達の割合は、益々増えているようです。

5人に1人と本にはありましたが、私はもっといるように感じています。

不登校や学級崩壊などの問題も、根底にはHSCの子供達への無理解があるのではと思います。

一人一人の「ひといちばい敏感な子」との適切な向き合いが、きっと子供達の世界を変えていくことでしょう。

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この世界に降りてきたばっかりの弟くんは、どんな美しい素質を持ってやってきたのか、静かに楽しみに見ているばぁばの私なのです♬