広辞苑によると、奇蹟とは・・「常識では考えられない神秘的な出来事。既知の自然法則を超越した不思議な現象で、宗教的心理の徴と見なされるもの」を言う。

11月の満月の日に日本を発ち、同日のカウアイ島での満月を皆で見上げ始まったリトリートツアー。あの日から1ケ月以上が過ぎようとする今、あの不思議な時と場所と体験を思い起こすとき、私の中で浮かび上がってくるのは「カウアイの奇蹟」という言葉なのだ。


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友人のふとした言葉をきっかけに、ハワイへ行こう!と思い立ち、そのことに意識をフォーカスしていったら降りてきたのは「カウアイ島でリトリートツアーをしよう」というインスピレーションだった。

ハワイといっても、オアフ島とハワイ島しか訪れたことがなかった私だが、「なぜカウアイ島?」という疑問は不思議なほどなかった。何故か「カウアイ」というそのアイディアが、最初からそう決まっていたようにすんなりと私の心に落ちてきた。

そのインスピレーションが降りてくる数日前に偶然見た映画は「ファミリーツリー」。カウアイの美しい自然が映画のあちこちにちりばめられている静かな物語だった。

カウアイに行くと決めてから気づいたのだけれど、私の中に印象的に残っていたのはハナレイという言葉とビーチの情景。そして高台から青い海を臨む緑深いカウアイの大地。何故だかわからないのだけれど、なんとも言えない懐かしさと静かな感動が私の中に横たわっていた。

不思議は一つに留まらなかった。

カウアイについて調べてみようと偶然手にした本には、「カウアイはカリフォルニアのマウントシャスタと繋がっていると言われており、どちらもレムリア伝説が色濃く残っている場所である。」と書かれていた。

そうか!だから私はカウアイに惹かれるのか・・と腑に落ちた。10月にシャスタを訪れ、11月にカウアイを訪れることになったのは、見えない流れの中にあるのだと、全てが繋がった気がした。


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このツアーに参加することになった人達も、まるでこのメンバーで集まることがあらかじめ決められていたとしか思えないほど、魂の姉妹がこの世で出会ったかのようにお互いを慈しみあい、深く繋がりあった。

それぞれがそれぞれの課題と向き合い、ツアーへの参加を決めた人達だった。誰一人として、簡単に参加を決めたわけではなかった。

各自の大きなハードルを飛び越えて集った仲間たちは、カウアイに向かって飛び立つ前に、それぞれがこのツアーで何を得たいかと、その意図を語り合った。そしてそれは魂の告白となり、カウアイの地を踏む前に既に、皆がハートで繋がりあったことを確認する時間となった。

シャスタからやってきた晴子さんが、「カウアイは次元シフトした島だからね~♪」と言っていたことが、紛れもない事実だということはすぐにわかった。

カウアイ島は、穏やかで優しく、静かな時間が流れている光あふれる場所だった。

私達は、きちんと決められたスケジュールに則るのではなく、その日その日に感じる感覚を大切にしながら、どうしてもここには行きたい!と感じる場所を順番に訪れた。

道の途中のスーパーに寄り、サンドイッチとコーヒーを買って、ビーチの流木に座ってランチを楽しんだ。

行きたいと感じた場所はどこも美しく素晴らしい場所で、私達はそれぞれが各々のペースで時間を過ごし、仲間と笑い合い、時には一人で海を見つめて涙した。

『本当の自分と繋がる旅』・・・それがこのリトリートツアーのテーマだった。

仲間と一緒に感動をシェアし、それぞれが一人の時間を過ごすことも自然に各自にもたらされ、私たちは一日一日を、まるで天国で過ごしているかのように幸せに過ごしたのだった。


訪れる場所、場所で、必ず誰かが涙を流していた。
魂が、かつて自分がそこにいたと知っている場所、それがカウアイのあちこちに点在していた。

私にとってのそれはハナレイビーチとナ・パリコーストの風景だった。ハナレイの夕日に照らされキラキラと輝く海面と、遠くに湾を囲む山並みを見ていたら、懐かしさと愛おしさで涙が頬を伝うのを止められなかった。

私はかつてここにいた。この場所で、この土地を愛し、ここでの生活を愛おしんでいたと魂が私に告げてきた。それは想像していたのを超える静かで満たされた不思議な感覚だった。

人生のこのポイントでカウアイを訪れることは、ずっと前から決まっていたかのように思えたのだった。


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海に昇る朝日を見るために歩いた芝生の庭。

月の女神のエネルギーが宿るというハナレイ・ビーチ。

海と空の境目がなくなっている美しい青に縁どられたナ・パリコースト。

ハワイと宇宙が繋がる不思議な空間の中に佇んでいた静寂なヒンズー寺院。



一つ一つが静かな感動と喜びで満ち溢れた場所だった。

毎晩のようにグラスを酌み交わし、笑いあい、感動の涙を流した仲間だった。


帰りの乗り継ぎでホノルル空港に降り立ったとき、まるでカウアイでの時間が夢のように感じられたのは私一人ではなかったと思う。

それほどに穏やかで平和なエネルギーに満ち溢れた島だった。


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カウアイの奇蹟は、あの島だけで起きたのではなかった。

帰宅してから、ある参加者の人に起きたことの報告を受け、心からの感謝の言葉をもらった日、夜中に急にものすごい感動に包まれた。

嗚咽することを止めることができず、私は泣いて泣いてそして心が叫んだ声を聴いた。

「神様、私は生きていてもいいのですね!」


誰よりも私自身が驚いた。

私は自分のことを、生きるに足らない存在だと思っていたのだ!



その日から、私の中で何かが変わった。

私は私のギフトを受け入れようと心から思った。

いつも自分のハートとしっかりと結びつき、そして感じるままに生きるとき、それは私自身を幸せにするのみならず、必ず誰かとその幸せをシェアできるのだとわかったからだ。



私にとって、このカウアイツアーは奇蹟そのものだった。

この素晴らしい体験を共に創り出してくれた仲間たちに、心からの感謝を贈りたい。

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